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「SBH式減量療法」と腸内フローラの関係について(第1報)

2020.2.9 御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター
第37回「日本東方医学会 学術大会」にて


近年、腸内フローラが宿主のエネルギー代謝に大きな影響を与えていることがわかってきました。
BMIでグループを分けて、研究前の腸内フローラを調査し、「SBH式減量療法」を行う上でその違いがあるかどうか把握し、療法に活用できるか分析を試み、研究を始めました。


<研究結果>
3群の腸内フローラを6つの分類で分けてみると、BMI25以上の男性にプロテオバクテリアとフソバクテリアがやや多いことがわかりました。

プロテオバクテリアには、大腸菌やピロリ菌、サルモネラ菌や、ビブリオなどの病原菌が含まれます。大腸がん患者の腸内フローラには、フソバクテリアが多いということが知られていることから、改善の余地があるとみなされます。


<まとめ>
腸内フローラには、 「痩せ菌」といわれるアッカーマンシア属や、クリステンセネラ属があり、BMI25未満の女性にそれらが多いと推測しましたが、比較検討してみると3群とも同じような菌の構成となりました。
短鎖脂肪酸指標の一つであるフィーカリバクテリウム属に含まれる酪酸産生菌やアッカーマンシア属やクリステンセネラ属が少なかったことからSBH式減量療法中の食事や生活習慣の改善を行うことによって、腸内フローラを改善させ、健康寿命を延ばせるのではないかと考え、今後、「SBH式減量療法」を行なってまいります。

SBH式減量療法におけるサプリメントと電気的筋肉刺激の併用による体組成変化の検証 SBH式減量療法におけるサプリメントと電気的筋肉刺激の併用による体組成変化の検証 SBH式減量療法におけるサプリメントと電気的筋肉刺激の併用による体組成変化の検証 SBH式減量療法におけるサプリメントと電気的筋肉刺激の併用による体組成変化の検証